わが国の今後の喫煙対策と受動喫煙対策の方向性とその推進に関する研究

フロントに面する喫茶店(左)の境界部分には壁がなく、空間として連続しています。喫茶店内が喫煙席と禁煙席の区域分けのみの不十分な対策の場合、タバコ煙はフロント空間へも拡散してロビーでも受動喫煙が発生します。フロントが禁煙であっても、「受動喫煙あり」と判断せざるを得ません。

喫茶とフロントロビーの分離の参考写真(下の写真と合わせてご覧下さい)。

長崎の江山楼の待合い場所件喫煙コーナー。飲食部分は全席禁煙。席を待つ間は受動喫煙が発生しますが、飲食中は受動喫煙なしで快適。

上の喫煙場所と内部は写真の奥に見える出入口でしかつながっていない。天井部分が隔離されており、開放空間も出入口しかないので、このような分離であれば飲食店とロビーは別空間とみなします。
   

ガラスの壁の向こうは喫茶店。ロビーに面する長い面は布製のパーティションがぶら下がっているだけの中途半端な分離。喫茶店のタバコ煙は天井に沿ってロビー全体に拡散するので受動喫煙あり。公共空間=フロントへの加点はなし、と判断。

ホテルα1富山駅前

フロントは全面禁煙。写真中央の貼り紙(下の写真)でも禁煙であることをアピール。

公共空間として懇親会場が無いホテルの場合には、ホテル全体の姿勢で判断。

このようにホテル全体として受動喫煙対策に取り組んでいるホテルでは「宴会場がない場合は受動喫煙が発生しないため1点加点」。つまり、公共空間の得点は減点法です。

禁煙フロアが無い場合も同様、ホテル全体の姿勢で判断。

   
   
   
   
   
   
   

 

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